11月28日(木)、本校講堂において「成道会・報恩講」の法要が行われました。
コーラス部の讃仏歌に合わせて、宗教委員が献花・献灯・献香を行い、校長先生による三帰依文の唱和、学園長先生、教職員代表、生徒代表による焼香が行われました。引き続き、校長先生による講和では、多くの気づきを頂きました。
成道会はお釈迦様が悟りを開かれたことをお祝いする法要であること。悟りを開くというのは、苦しみからの解放であること。人生は自分で歩んでいくものであり、1度きりの人生を自分の命だけではなく生かされている命として精一杯生きなければならないと感じることができました。
法要に続いて、仏教学者、仁愛大学学長、同朋大学名誉教授でおられる 田代 俊孝先生にご講演をいただきました。繋がりというキーワードが心に残りました。繋がりが深いほど、涙が出る人の死。この現代は、死のタブー視、いのちのモノ化、いのちの所有化という現状があります。それをどう捉え、向き合っていくべきか。生を+とし、死を-とするのはどうなのか、、、。私たちが勝手なものさしで世の中を見ていることに気づかされました。この世のものは諸行無常。すべてのものが移り変わるからこそ、寄り添える人が愛おしいのだと感じることができました。田代先生、貴重なご講話をありがとうございました。